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なぜ君は絶望と闘えたのか [本]


なぜ君は絶望と闘えたのか

なぜ君は絶望と闘えたのか

  • 作者: 門田 隆将
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/07/16
  • メディア: 単行本


個人が個人を殺害する事は許せても、国家が個人を殺害する事は許さない。
死刑制度反対を唱える人の言いたい事はこういう事なのでしょうか。
個人は時に暴走し、死刑を含めたいかなる重罰が存在しても、それを抑止する事は出来ない。例えば、秋葉原の事件のように。
だから死刑があっても意味が無い、そう言う事なのでしょうか。
すでに奪われた命があるからといって、それとバランスをとる為に新たに命を奪う、ということは出来ない。
そう言う事でしょうか。
死刑制度がある方が良いのか悪いのか、ワシにはわからない。
しかし、<死刑制度と言うのは、人の命を尊いと思っているからこそ存在している制度>という本村さんの言葉には何だか納得してしまった。

誰もが納得する判決というのは多分ないのだろうが、これからの裁判はどうなるのだろうか。
もうすぐ「裁判員制度」が始まるが、相場主義的な従来の方法をとるのか、感情に流されるのか。
どのような事態を引き起こすのか興味もあるし、心配でもある。
人が人を裁く・・・、死刑か無期かの選択を迫られた時、その判断を下すのは恐ろしく難しいはずだ。
こんな究極の判断はワシはしたくない。
更生の機会を奪うのが怖いのならば、終身刑、あるいは懲役30年、50年といった長期刑を制定するしか無いと思う。
長期刑となればその間税金で養わなければならないが、それを無駄だという人もいる。
しかし、無期刑となって10年程で出て来て再犯するリスクを考えるなら、30年でも50年でも税金で養う方がまし。
殺してしまってはお終いだし、とりあえずは先延ばしというニホンジンお得意のパターンにも当てはまって良いんでは?
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