まだ「無罪」ですよ

いつ頃からだっけ？
マスコミが逮捕された人間に「容疑者」と付けて呼ぶようになったのは。
この呼び名を付ける事がなにか免罪符のような効力を発揮しているのか。
昔よりはソフトな表現にはなっている気もするが、それでもやはり
逮捕＝有罪と読めてしまうのは我々国民がバカだからなのか？

数々のえん罪事件が発覚した今では、
警察も検察もマスコミも100％信用出来るわけではない
という認識は多くの人が持っているんだろうけど…。

それでも、
マスコミが事件をセンセーショナルに伝えると、
それを受けた我々は容疑者を有罪確定前に社会的に抹殺してしまう。

司法では「推定無罪」があったとしても、
我々の中にはそれが無い。

先日逮捕された柔道金メダリストの内柴容疑者の件で
熊本県知事が内柴氏の県民栄誉賞を剥奪した。

コレ…、もし無罪になったらどうするんだろう。

逮捕＝有罪という認識を知事自身が持っているのか？
それともそういう県民の反応が来る前に手を打ったのか？
いずれにしても、
税金を使って時の金メダリストに乗っかった知事の人気取りでしかない
県民栄誉賞というものが、いかに軽いものかということだろう。

愚かな我々庶民が騒ぐのは仕方ないとしても、
公人である知事には早急な判断は下して欲しくなかったなぁ。

司法の判断が出る前に勝手に有罪にしてしまうのは如何なものかと。

コメント 1

こんばんは。
確かに「乗っかった人気取り」だと思います。国民栄誉賞もしかり。
by 夏炉冬扇 (2011-12-10 19:33)