「官僚とメディア」 [本]
〜紹介文より〜
共同通信による安倍首相周辺スキャンダル記事の握りつぶし、
姉歯建築士の耐震データ偽装事件で巧妙に仕立て上げられた「悪のトライアングル」、
粛正された村上ファンドとホリエモン、
NHK「女性国際戦犯法廷」番組の改編圧力と朝日新聞誤報疑惑、
最高裁・電通・新聞社が仕組んだ「裁判員制度全国フォーラム」偽装広告・・・・・「黒幕」は誰だ?
本書はノンフィクションです。
内容は衝撃的で一気に読んでしまいましたが、読み終わった後、一瞬何か空しさのようなものがワタシの心を支配しました。
官僚とメディアの癒着と腐敗、この本に書かれたものが全て真実ならば、もう何を信じていいのやら分からなくなりそうです。
ジャーナリズムって何だろう?真実って何だろう?
前回紹介した「政党が操る選挙報道」(http://blog.so-net.ne.jp/okb/2007-07-06)もそうですが、
メディアの堕落ぶりには呆れるどころか悲しみすら覚えます。
メディアはそこから発信された情報を受け取る一人一人の視聴者や読者の為に存在するはず。
なのに、その顔は広告代理店や官僚の方にばかり向いているのです。
いったいメディアは誰のものなのでしょう?
何の為に存在しているのでしょう?
本書は上記の紹介文に列記したそれぞれの事件についての詳細なレポートです。
何が真実か分からず情報操作され続けるわれわれ一般大衆の目を覚ますのに役立つかと思われます。
おすすめです。
支持率とか、どう考えてもおかしいですよね。ネットで調査したら、前提として、母数(母集団?)が「ネット利用者で、アンケートに答えるようなある意味能動的な人の中で(中にはサクラ的な人もいるでしょう)」となるはずなのに、全国民の総意であるかのように発表されたり・・。
by arukakat (2007-07-08 21:29)
>arukakatさん
そういう調査結果自体が本当なのか疑うべきでしょうが、多くの人はその結果をみて流されていくのでしょう。例えつくられた多数派であってもそれに属した方が楽でしょうから。
by ひろっぴ (2007-07-09 05:18)